朝日の海辺を前へ歩く50代の男女

SECOND YOUTH

50歳へ!青春はまだ終わってねーよ!

これは、50歳を前にした本人自身の経験と考えを書いたエッセイです。

LIFE AFTER FIFTY

50代から運が良くなる前に

なぜ人生は一度壊れ始めるのか

先日、ある言葉を目にして思わず手が止まりました

「50代から急に運が良くなる前には
不安になる変化が先に来ることがある」

まさに今の俺

苦しい時期の自分を重ねた、涙を流す人物のイメージ

本当に苦しい毎日が続いています
全ての流れが変わる前兆を肌でヒリヒリと

そこで、今回は前回のバイアグラに続き
50歳前後の中年層と熟年層の【男女】のみなさまにお伝えします

夕暮れの街を見つめながら人生の節目に立つ人物

「50代から急に運が良くなる前には不安になる変化が先に来ることがある」

なぜか、この言葉が今の自分に向けて言われているように感じた
先日の俺の占い結果でもそうだったもんね

若い頃に思い描いていた「運が良くなる」というものは、もっと分かりやすいものだった気がします

・お金が入る
・仕事が成功する
・良い人と出会う
・欲しかったものが手に入る
・毎日が楽しい

つまり「何かが増える事」が幸運だと思っていましたよね

ところが、人生を50年も生きてくると、どうやら本当の転機というものは、そんなに分かりやすい形ではやって来ないのかもしれません

むしろ最初に起きるのは「失う事」

・人が離れる
・今まで楽しかった場所が楽しくなくなる
・昔なら気にならなかった事に違和感を覚える

これまで大切だと思っていたものに
突然興味がなくなる

一見すると、人生が悪い方向へ向かっているように見えるんだよね
苦しくて苦しくて、「なんて俺はツイてない人生なんだ」と

でもそれはもしかすると「人生が壊れている」のではなく、「これからの人生には必要なくなったものが外れている」だけなのかもしれません

そして、その前兆には大きく3つの変化があると言えます

1人間関係が変わり始める

昔は何時間でも話せた人なのに、なぜか話が合わなくなる
遊びに誘われても、以前のように行きたいと思わない
SNSを見ても、誰かと競ったり、誰かの評価を気にしたりすることに疲れてくる。若い頃なら「友達が減った」「人から嫌われた」「孤独になった」と考えてしまったかもしれません

でも50代になって思うのです

人間関係というものは
一生同じ形で続かなければならないものではないのではないかと

➽人は変わります
➽考え方も変わる
➽大切にするものも変わる
➽向かう方向も変わります

だから以前は必要だった縁が
今の自分には必要ではなくなる事もある

逆を言えば、自分が次の人生へ進もうとしているからこそ、今までの人間関係に違和感を感じ始める事の前兆なのかもしれん

離れていく人を必死につなぎ止めなくてもいい
去っていく人を追いかけなくてもいい
そこに空いた場所には、今の自分に合う人や、新しい出来事が入ってくるのだから

夕暮れの街で人々とは別の道へ静かに歩き始める50代の人物

2過去の自分を責めなくなる

人生を50年近く生きていれば、誰にだって後悔の一つや二つでは済まないと思います。ずっと後悔の人生、それがホモサピエンス

「あの時、違う道を選んでいれば」
「あんなことを言わなければ」
「もっと真面目に生きていれば」
「もっと早く気づいていれば」

考え始めればいくらでも出てくるよね
俺自身も、過去を振り返って「もっとこうしておけば良かった」と思うことがたくさんありすぎて嫌になるくらいだよ

でも最近は、少し考え方が変わってきた気がする

あの時の自分には
あの選択しか出来なかったのかもしれない

朝の光の中で昔の写真とアルバムを静かに見つめる50代の人物

あの失敗があったから
今分かることがある

あの遠回りがなければ
今の自分にはなっていなかったのかもしれない

そう思える瞬間が少しずつ増えてきました
だって過去は変えられない

でもね、よく考えて
過去の「意味」は変える事は出来るんだよね

ずっと「失敗」だと思っていた出来事が、10年後、20年後になって「あれがあったから良かった」と思える事もある。いや、考えが変わっていく

そして人が過去を責めなくなった時
心の中に大きな余白が生まれます

昨日まで過去を入れていた場所に
これからの未来を入れられるようになる

もしかするとそれが「運が変わる」と言う事に気づいて来る

3「自分の人生を生きたい」と思い始める

そしてこれが一番大きいのかもしれません
50代という年齢になると、突然こんな事を考える瞬間がある

「あと何年、自分は元気に動けるのだろう」

80歳まで生きたとしても、50歳からなら30年
しかし若い頃と同じように何でも自由に出来る30年とは違う

そう考えた時、人生というものが急に現実味を帯びてくる
これまで私達は、色々なものの為に生きて来ました

➽家族のため
➽会社のため
➽子供のため
➽親のため
➽世間体のため
➽生活のため

もちろんそれらは大切
でも人生の後半に入った時、心の奥からもう一つの声が聞こえて来る

「自分はどうしたいの?」

これはわがままではないと思う
自分勝手でもない
ようやく自分自身の人生に戻ろうとしている
だけなのかもしれません

本当は何をしたかったのか
誰と過ごしたいのか
どこへ行きたいのか
何を残したいのか
何をやめたいのか

若い頃には考える暇もなかった問いが
50代になると突然目の前に現れます

そして、ここから人生の流れが大きく変わる人がいるのでしょう

「運が良くなる」とは、何かが増える事ではない

運が良くなるとは、何かを手に入れる事だと思っていた
でも本当は逆なのかもしれません

人間関係を手放す
過去への執着を手放す
世間からどう見られるかを手放す
自分にはもう必要のないものを手放していく

そうすると、今までそれらが占領していた場所に「余白」が生まれます
その余白に、新しい人、新しい仕事、新しい考え方、新しい生き方が入ってくる。だから、人生が大きく変わる直前というのは、一時的に何もなくなったように感じるのかもしれません

・寂しくなることもあるでしょう
・不安になることもある

「自分の人生は間違っていたのではないか」と思う夜もある

でもその「空白」は終わりではなく、新しいものが入ってくるための場所

50代は、人生の終盤ではない

昔の俺は、50歳という年齢をもっと「人生の終盤」のように考えていました。でも実際にその年代が近づいてみると、まったく違う

むしろ、今までの人生で集めてきたものを一度整理して

「ここから何を持って生きていくのか」を

決める時期なのかもしれません

・誰と付き合うのか
・何を信じるのか
・何に時間を使うのか
・何を捨てるのか

そして残された時間を何に使うのか

若い頃のように無限に時間があるわけではないからこそ
一つ一つの選択が大切になります

朝日の海辺を前へ歩く50代の男女

だからもし今、人間関係が変わったり、今まで大切だったものに興味がなくなったり、急に「自分の人生を生きたい」と思い始めている人がいたら。それをすぐに「悪いことが起きている」と決めつけなくてもいい

あなたの人生が壊れ始めたのではなく
あなたの人生がようやく「あなた自身の人生」に戻ろうとしている途中なのかもしれないからです

50代から運が良くなる人とは、特別な幸運に選ばれた人ではなく、自分に必要のなくなったものを手放せるようになった人

俺はこの言葉をしばらく意識してみようと思う

人生には「失った」と思っていたものが、後から振り返ると「手放して正解だった」と分かることがあります

もし今がその途中なら、焦らなくてもいい

人生の後半は何かを諦める時間ではなく

「本当はどう生きたかったのか」を
もう一度選び直せる時間なのだと思う

SECOND YOUTH

青春は、まだ終わってねーよ。

ルシファーリゲル兎命